メダカの卵はとても小さいが指先でつまめる程固い

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メダカは環境さえ整っていれば、毎年春~秋(4月~10月頃)にかけてたくさんの卵を産みます。

メダカは水温と光で季節を感じて卵を産み始めるのです。
そして、一度に数個の卵を、時期をずらしながら少しずつ生んでいきます。
時期をずらして生んでいくのは、より確実に子孫を反映させていくためのメダカ達の智恵といってもよいでしょう。

メダカの卵は非常に小さく(約1.5mm)、すでに水草に産み付けられた卵は毎日水槽を観察していなければ見過ごしてしまう程の大きさです。しかし、メダカのメスは卵を産んだ後、暫くの間は体に卵をつけたまま水中を泳ぎます。たいていの場合、このタイミングでメダカが産卵したということに気付くはずです。

メダカのメスは体に卵をつけたまま暫く泳ぎ回り、水草等に卵を擦り付けます。メダカは基本的には水草に卵を産み付けますが、そのような水草が無い場合は、そのまま水底に卵が沈んでいたりします。

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メダカの卵の移動は簡単

さて、このメダカの卵ですが、産卵直後の卵は以外に硬く、指でつまんだくらいでは潰れたりしません。指先でつまんでコロコロと転がしても大丈夫です。もちろん、あまりにも強い力でつまめば潰れてしまうのですが・・・。

そんなメダカの卵の特徴を生かして、メダカの卵は指でつまんで親の水槽から隔離させることが可能です。特別に準備する道具も必要ありません。水草を水槽から出して、卵を見つけたら指でつまんで別の水槽に移せばいいだけです。

卵をそのままにしておくと、親メダカに食べられてしまいます。仮に卵から稚魚に孵ったとしても、やはり親メダカに食べられてしまうでしょう。個体数をそのままにしておくのなら、卵が産み付けられていても自然の摂理にまかせ、そのままにしておくのも手ですが、卵からメダカを孵して増やしたいというのであれば、親水槽から卵を取り出す作業は必要になってきます。

メダカを卵から稚魚に孵すためには、いくつかの手順と知識を踏まえた上で行う必要があります。以下のページでそれらの情報をまとめていますので、こちらも併せてご覧下さい。

メダカを繁殖させる