メダカを購入する際の注意点

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道具を揃えて水槽をセットし、水草を植えたら、いよいよメダカの購入です。

しかし、どんなメダカでも良いというわけではありません。
なるべく健康で元気なメダカを選ぶことで、死なせてしまうというリスクを軽減することができます。

以下では、健康なメダカの選び方と見分け方について説明していきます。

元気なメダカの特徴

  • 体にハリがあって、丸々としているメダカ
  • 体に傷が付いていないないメダカ
  • 水槽の中層辺りを活発に泳いでいるメダカ
  • ヒレを大きく広げて泳いでいるメダカ

元気が無いメダカの特徴

  • 体にハリが無く、細っているメダカ
  • 傷が確認できたり、ヒレの形が悪いメダカ
  • 水面に浮いたまま、または水底で沈んだままのメダカ
  • 背骨等が変形しているメダカ

メダカを何時・どこで手に入れるのか?

生体を扱っているペットショップであれば、メダカは大体の場所で購入することが出来ます。

ただし、しっかりと管理の行き届いたショップで購入しなければ、しっかりと立ち上げた水槽に入れたのに直ぐに死んでしまった・・・といったことになりかねません。
また、飼育を始める時期にも気をつけたいところです。

メダカを飼い始めるなら春先がおすすめ

メダカの飼育を始める時期は、メダカが活発に動く春~秋頃までがおすすめです。
冬場は動きも鈍く、エサも殆ど食べません。
水温管理も他の季節に比べて難しく、死なせてしまうことも多くなってしまいます。

春先に購入すれば、活発に動くメダカを春・夏・秋と3シーズンに渡って観察することができますので、飼いはじめるなら春がオススメです。

メダカをショップから購入する場合

メダカの入手に関して最もお手軽なのが、ショップから購入する方法です。

しかし、前述したように管理の行き届いているペットショップでなければ、購入の時点ですでに弱っている場合もあります。
そうなると、購入後すぐに死んでしまったということにもなりかねません。

しっかりと管理が行き届いているかどうかを見分けるポイントを下記にまとめました。

  • 水槽の水が白く濁っていないか?
  • 死んだ魚がそのままになっていないか?
  • 泳いでいるメダカに元気があるか?
  • 奇形のメダカが入っていないか?
  • 店員にどの程度魚の知識があるのか?(色々と質問してみましょう)

等があります。
いずれにしても、水質の管理が行き届いていないショップでは、それだけ病気になっている個体の数も増えてしまいます。

尚、飼育数が水槽の大きさに比べて多いという点に関しては、どのショップでもあることなので、そこまで気にする必要は無いでしょう。
それでも、あまりにも過密に飼育しているショップは注意が必要です。

自然界のメダカを捕まえてくる

メダカは、田んぼや流れの緩やかな川、池や沼にも生息しています。
家の近くにこの様な環境があるならば、自然界の黒メダカ(野生メダカ)をつかまえてくるという方法もあります。

ただし、冒頭で説明した「元気なメダカ」の特徴を参考に、元気で健康な固体だけをつかまえるようにしてください。
背骨が曲がっていたり、痩せているメダカを持って帰っても、すぐに死んでしまう可能性があります。
そういったメダカを捕まえた場合は、元の場所に戻してあげましょう。

人から貰う

すでにメダカを飼っている知人・友人からメダカを貰う場合は、自分で固体を選ぶことができません。
メダカを飼っている人であれば、ある程度の知識を有している筈ですが、それでも貰ってきたメダカの中に、病気であったり、元気が無かったりといった固体も混ざっているかもしれません。

そういった固体を発見した場合は、元気なメダカとは別の容器にわけて、病気の治療にあたってください。
間違っても、自然界の川や池に逃がすということはしないでください。

ネット通販で購入する

インターネットの普及に伴って、生きたメダカをネットで通販することも可能な時代となりました。
しかし、簡単にネット上で商売が可能になったことで、良いショップもあれば悪いショップも存在しています。
購入したばかりのメダカが到着後、全て死んでしまった・・という話も少なくありません。

メダカを通販で購入すると、生きているメダカの動きを自分の目でみることができません。
また、現地では元気であっても、袋に詰めて郵送している最中に体調を崩し、到着後に死んでしまうということもあります。

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飼育するのに適してる品種

はじめてメダカを飼う場合、まだ知識や経験が乏しく、予期せぬトラブルでメダカを弱らせてしまう可能性も高くなります。
メダカは様々な改良品種を購入することができますが、まずは丈夫で比較的飼育の簡単な以下の品種を購入することをおすすめします。

丈夫で飼育が簡単な品種

  • ヒメダカ
  • 白メダカ
  • 青メダカ
  • 黒メダカ(野生メダカ)

飼育が難しい品種

  • アルビノメダカ・・・視力が弱く、エサを上手に食べることが出来ない。
  • ダルマメダカ・・・泳ぎが下手なので、競争に強くない。

自宅まで持って帰る際の注意点

ショップでメダカを購入すると、空気や少量の水草が入った袋に詰めてもらえます。
この袋の中の水は、それまでメダカが暮らしていた水槽の水が入っていますので、メダカにとっては住みやすい環境になっています。

なので、慌てて帰宅して、すぐに水槽に移さなければならないということはありません。
しかし、袋を揺らしたり地面に落としたりといった乱暴な扱いは厳禁です。

また、水あわせもせずにいきなり水槽に入れる事の方がショックやストレスが大きいので、必ずしっかりと水を作った水槽に入れるようにしてあげてください。

郵送で送られてくるメダカは?

いくら丈夫なメダカであっても、郵送による長い移動のストレスは想像以上のもの。
届いてから水槽を立ち上げていたのでは、先にメダカが弱って死んでしまう可能性も高くなってしまいます。

メダカを購入する前に、予め立ち上げた水槽を準備して、それから郵送で届けてもらうようにしてください。
そして、届いたらしっかりと「水あわせ」の作業を行い、なるべく早く水槽に入れてあげてください。

メダカの引越しについて