メダカを飼う前の心得と準備するもの

メダカを飼う前の心得と準備するもの

このページでわかること

  • メダカを飼う前の心構え
  • メダカを飼う前に準備するもの

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メダカは丈夫で飼いやすく、飼育にかかる費用も少なくて済むため、誰でも簡単に飼育することが可能です。
しかし、だからといって適当に飼育していては、長生きさせることはできません。

さらに、間違った知識を持って飼育してしまうと、ある日突然、全てのメダカが死んでしまったという最悪の事態にもなりかねません。

メダカは小さくても一つの命です。
安易な気持ちで飼うのではなく、最後までしっかりと愛情を持ち、正しい知識で飼育を行ってください。

メダカを飼う前の心構え

  • 毎日愛情を持って育てることが大切
  • エサやりや水変えには多少の手間がかかる
  • メダカを飼育するための道具やエサに、多少の費用がかかる
  • 正しい知識をもってメダカを飼育しなければならない
  • 最後まで世話をする自信が無ければメダカを飼うべきではない

メダカを飼う前に準備するもの

メダカを先に購入、あるいは捕まえてくるのではなく、事前に準備を完了させておく必要があります。
また、育てる場所(屋内・屋外)によって、必要な道具や飼育方法も異なってきます。

屋内・屋外のどちらで飼育するのか

メダカは丈夫な魚なので、屋内でも屋外でも、間違った飼育方法を行わなければ比較的簡単に飼育することが可能です。
屋内で飼育するのであれば、気温が冷え込む秋や冬に水温の温度調整を行えば、1年中メダカを鑑賞することができます。

屋外での飼育は、屋内で飼育するよりも手間がかからず、簡単に飼育することができます。
屋外に置いたスイレン鉢で飼育する方法も、赴きがあってオススメです。

池を作ることが出来る程の広さがあるならば、ビオトープを作ってそこにメダカを放流するという方法もあります。
冬になり、池に氷が張ったとしても、メダカは冬眠して冬を越し、春になればまた元気に泳ぎだします。

メダカの種類によって屋内と屋外を使い分ける方法もあります。
上からみると綺麗な品種(ヒカリメダカ等)であれば野外で飼育し、横から見たほうが綺麗に見える品種であれば、室内の水槽で飼育したほうが楽しめます。

必要な飼育道具を揃える

メダカの飼育には、特殊な道具は必要ありません。
最低限必要となるものは、飼育するための容器とエサです。
また、屋内・屋外のどちらで飼育する場合でも、メダカを入れる容器の水量が一定以上あれば飼育は可能です。
基本的には、メダカ1匹に対して水が1リットルあれば適切とされています。

エサは、ペットショップやネットショップで「メダカのえさ」として専用のものが売られています。
できれば、成魚用のエサと合わせて、エサの目が粗い稚魚用も購入しておくと良いでしょう。

最近のエサは、水槽が汚れないように工夫されたものも出ており種類も豊富です。
特に下記の「ジェックス メダカ元気 いつでも食べられるフード」は幼魚から成魚まで使えておすすめです。

他にあると便利なのが、メダカを別の容器に移したり、ゴミを取るのに便利な小さなアミです。
100円均一等で売られているもので十分なので、一つは手元において置くようにしましょう。

尚、メダカの数が少ないのであれば、エアーポンプ等の道具は必要ありませんが、光合成によって空気を出す水草(カボンバ、アナカリス、マツモ等)を入れるのも良いです。
屋外で飼育する場合も同様です。
屋外で飼育する場合は、風によって水面から酸素が水中に補給されるためです。

メダカが成長して、数が増えてきたタイミングで、その都度道具を揃えていくようにすれば良いでしょう。

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最低限必要な道具

  • 水槽等の容器。ガラス製は傷がつきにくいのでおすすめ。
  • メダカのエサ。メダカ用のえさで十分ですが、粒の大きさによっていくつか種類があれば尚良し。
  • アミ。小さなアミでOK。メダカの稚魚は小さいので、目の細かいものが良い。
  • メダカの命ともいえる水。必ずカルキを抜いた水を利用し、メダカ1匹に1リットルを用意する。

あれば便利な道具

  • 水温計。微妙な温度の変化を調べるのに必要。
  • 底砂利。メダカに安心感を与える。また、砂利にバクテリアが棲みつき水の浄化作用に役立つ。
  • 水草。水質の浄化、光合成による酸素の供給、メダカの隠れ家等に。
  • エアーポンプ。メダカの飼育数が増えたら必要になることも。水中に酸素を供給します。
  • フィルター。水の浄化(ろ過)に。投げ込み式や外掛け式等いくつかの種類があります。
  • 隔離用の容器。ペットボトル等、メダカを隔離できるならなんでもOK。

水槽の置き場所を決める

水槽の置き場所として適しているのは、窓際などの日光の当たる場所です。
太陽の光はメダカにとっては必要不可欠なもので、太陽に光に当ることで、メダカの生活リズムが安定します。
これは私達人間にも同じ事が言えますね。

また、水草は太陽の光によって光合成を行います。
光合成によって水質の浄化作用が高まり、水質の安定にも繋がります。

注意点として、夏場になると直射日光も強くなり、水温もあっという間に上昇してしまいます。
メダカは30度以上の水温でも生きることができますが、中には熱さでショック死してしまうメダカもいるため、夏場はカーテンを引いたり、水槽に直射日光が当たらないようにする工夫が必要になってきます。

水槽の置き場所として適している

  • 太陽の光が適度に当る場所
  • 安定している場所(斜めになっていない/不安定な足場でない)

水槽を置くのに適していない場所

  • 家電製品の近く。感電の恐れがあるため。
  • 棚の上や高い場所。地震等による落下の恐れがあるため。
  • 不安定な場所。何かの拍子で水槽が落ちる可能性がある。