- メダカの体の各部位について
- オスとメスの違い
- メダカの名前の由来
メダカは日本で一番小さな淡水魚です。
雄と雌によって体の作りは違っており、良く見れば簡単にオスとメスの区別をつけることができます。
オスとメスによる体の部位の違いと各パーツについて
背びれ
メダカの背びれは、オスとメスで形状に違いがあります。オスの背びれはギザギザしており、先端が尖っています。一方、メスの背びれはオスのものよりも小さく、先端が丸みを帯びています。このような形状の違いは、メダカの性別を判断する際に役立ちます。
背中
メダカの背中は、他の小魚に比べて平らな形状をしています。この平らな背中の形状は、メダカが水中で素早く移動する際に役立っています。
尾びれ
メダカの尾びれは大きく、長い形状をしています。また、オスとメスで形状に違いがあります。オスの尾びれはメスのものよりも大きく、先端が尖っているのに対し、メスの尾びれはオスのものよりも小さく、先端が丸みを帯びています。このような形状の違いは、メダカの性別を判断する際に役立ちます。
尻びれ
メダカの尻びれにも、オスとメスで形状に違いがあります。オスの尻びれには小さな切れ込みがあり、ギザギザしています。一方、メスの尻びれはオスのものよりも小さく、丸みを帯びています。オスは、このギザギザした尻びれを使ってメスをしっかりと抱き寄せ、交尾を行います。
腹びれ
メダカの腹びれは、オスとメスで形状に違いがありませんが、オスの腹びれは交尾の際に黒く変色することがあります。この黒く変色する腹びれは、オスがメスにアピールするための特徴の一つとされています。
えらの蓋
メダカのえらの蓋は、他の小魚と同様に呼吸に合わせて開閉します。これにより、酸素を取り入れることができます。
口
メダカは特徴的な口を持っており、水面に浮いたエサが食べやすいように、上向きについています。
目
メダカの目は、水面に浮いているエサを見つけやすいように、また、外敵を発見しやすいように上向きについています。
感覚器官の溝
目の周りに溝のような形で存在している器官です。
この感覚器官の溝は、メダカが他の魚や外敵に気づくために重要な役割を果たしています。水の流れの変化や振動を感知することで、周囲の状況を察知し、危険を回避することができます。
以上が、メダカの体の部位についての説明です。メダカは、さまざまな形状の部位を持ち、それぞれが独自の役割を果たしています。これらの特徴を理解することで、メダカの生態や行動を深く知ることができます。
オスとメスの違いを見分けるコツ
メダカのオスとメスを見分ける方法は、主に「背ビレ」と「尻ビレ」を観察することです。特に、横からの視点で背びれと尾びれをしっかりと見ることが重要です。
オスの特徴は、メスに比べて背びれが大きく、ギザギザとした形状をしています。また、尻ビレもギザギザで、小さな切れ込みが連続しているのが特徴です。さらに、産卵期になるとオスの尻ビレは白く変色することがあります。
一方、メスの特徴は、背びれが丸みを帯びた形状で、尻ビレも同様に丸みを帯びており、オスよりも小さいことが挙げられます。尻ビレは三角形に近い形をしており、体全体もオスに比べて丸みを帯びているのが特徴です。
加えて、オスとメスでは肛門の位置が異なるという特徴もありますが、横からヒレの形を観察する方法が最も簡単で分かりやすい見分け方です。
特筆すべきなのは、ヒカリメダカは、独特のほぼ線対称のヒレが付いているという特徴があるため、他のメダカ種とは異なり、背びれが大きくて尾ビレがひし形になっているという特徴があります。この点も判断の参考にしてください。
メダカの名前の由来
皆さんはメダカの名前を知っていますか?
メダカは、大人になっても僅か3~4cm程の大きさにしかならず、日本で一番小さな淡水魚と言われています。
そして、メダカの大きな特徴といえば、体の大きさに比べて非常に大きな「目」です。
そして、この目はエサを見つけやすいように、外敵を発見しやすいように体の高い位置についています。
この目の高さが「目高=メダカ」の語源とされているのです。
しかし、品種改良によって生まれたメダカの中には、ピュアブラックメダカに代表される「スモールアイ」と呼ばれる、目が小さいという特徴を持ったメダカもいます。