野生メダカを探す

田んぼ

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川の流れが緩やかな清流や、田んぼ、あぜ道の脇に流れる用水路等の、メダカが住んでいそうな場所を発見したら、さっそく野生のメダカを探してみましょう。

メダカが好む場所であれば、メダカの群れを多く見ることができますが、反対にメダカがまったく住んでいない(住めない)場所もあります。

メダカを探すポイントは「水の綺麗な浅瀬」

メダカは急な流れや深みを嫌います。なので、メダカは普段から水が綺麗で流れの緩やかな浅瀬に群れで泳いでいます。
川や用水路の端っこや、水草の根元、小さな段差の下等を探してみましょう。

そして、メダカに近づく際は、足で水面に波を作らないように気をつけ、ゆっくりと近づくようにします。
音を立てて近づくと、メダカはすぐに逃げてしまいます。

また、同じ場所でメダカをずっと探していると、メダカは警戒して他の場所に移動したり、隠れてしまいます。
その場合は、暫く(30分程)時間を置いてからまたその場所を探索してみましょう。

メダカは同じ場所をグルグルと泳ぐ習性があるため、先ほど探した場所にまた戻ってきます。

川で注意しておくこと

メダカを捕る場合、最初に付き添いの大人が川の状況を確認するようにしてください。
流れは速くないか?水深が深くなっている場所は無いか?等、子どもがメダカを捕まえる際に、危険が無いかをしっかりとチェックしておいてください。
そして、危険な場所があった場合は、しっかりと説明を行い、子どもが危険な場所に近づかないように注意しておきます。

特に、流れの速い場所では、メダカの姿が確認できないばかりか、誤って足を滑らせてしまっただけで、川に流されてしまいます。

また、雨が降ったり、川の上流にダムがある場合も注意が必要です。
ダムの放流があれば、川は急に増水します。
特に最近は「ゲリラ雨」と呼ばれるような集中豪雨が頻繁に起こります。
現在の場所で雨が降っていなくても、上流で集中的な降雨があれば、川はあっという間に増水してしまいます。
天気予報もしっかりと確認しておき、万一に備えてください。

田んぼや用水路で注意すること

基本的には川で注意しておくべき点と同じです。
急な雨では用水路も増水して非常に危険な箇所となります。

また、田んぼやあぜ道は、その田んぼを所有している農家の方々の所有物です。
決して現地を踏み荒らしたせず、農家の方を見かけたら、挨拶を忘れないようにしておきましょう。
メダカを捕っていると一声かけておけば、農家の方が絶好のメダカポイントを教えてくれる場合も有ります。

尚、川でも田んぼでも、ゴミは必ず持ち帰るようにしてください。
近年はアウトドアブームもあり、川や海でもゴミが大量に捨てられていく現状があります。

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その他注意しておくべき点

深い所

上から見ていて浅く感じるような場所でも、実際には水深のある場所は多いのです。また、急に深みになっている場所も多いので、川の中を歩く場合は、突然足を踏み入れないようにしてください。

急流

流れの速い場所には絶対に近づかないようにします。その様な場所にはメダカはいませんし、流れの速い場所では、一瞬にして足元を掬われてしまいます。

転倒

川の石はぬめりが強く、とても滑りやすくなっています。石によって転倒しないように十分に気をつけましょう。転倒した先が急流や深みであった場合、重大な事故に繋がる恐れがあります。

段差

川の中にある段差は、急に深くなっている場合があります。浅いかどうかを、アミの「柄」の部分で確かめる等して、水の深さを事前に調べておきます。

杭や橋げた

杭(くい)や橋げたの回りは深くなっていることが多いので注意します。

メダカを探すポイントや他の生物について

水生生物

サワガニやヤマメ、オニヤンマなどが生息しています。

水生植物

川ではコウホネ、アシ、マコモ、ミソハギなど、様々な水生植物が自生しています。

メダカポイント:水草の根元

水草はメダカの住みかとして最も適しています。根元の部分をよく見てみましょう。

メダカポイント:浅瀬

流れが緩やかで水深の無い場所にメダカは群れを作って泳いでいます。

メダカポイント:水が綺麗なところ

水質はメダカの命と同じです。メダカは水が綺麗な川や場所を好みます。