野生メダカの分布について

野生メダカの分布

このページでわかること

  • 日本に生息しているメダカ
  • 海外に生息しているメダカ

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現在では、品種改良された様々な種類のメダカを目にする事ができますが、その品種改良メダカの元となった野生のメダカは、日本の各地に生息しています。

日本に生息しているメダカ

野生のメダカは世界各地でも見ることができますが、日本のメダカは北海道と琉球列島を除く日本の全土、そして韓国や中国の一部にも生息しています。

日本の野生メダカは、昔から日本各地の田んぼの近くでよく見ることができましたが、稲の学名、オリザ(Oryzasativa)と、日本メダカの学名、オリジアス・ラティペス(Oryzias latipes)は良く似ており、その名が示す通り、稲作地域とメダカの分布は一致しているのです。

また、日本に生息するメダカは遺伝子レベルで大きく分けて二分されており、北日本集団と南日本集団とに分類されています。
また、南日本集団はさらに9つの種類に分けられているのです。

尚、自然環境に生息している日本のメダカ(黒メダカ)は成魚でも全長は約3cm~4cm程で、自然環境に生息している殆どのメダカがこの種類と言われています。
さらに、日本メダカは自然環境を生息地としていることが多いため、「天然メダカ」や「野生メダカ」とも呼ばれています。

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海外に生息しているメダカ

海外においても、メダカと呼ばれる魚の種類は数多く生息しており、特に東南アジア地域においては広く分布しています。これらの魚は、一般的に観賞魚として人気があります。

日本では、シンガポール原産のグッピーと、インドネシアやタイ、マレーシアなどの沿岸域に生息するジャワ・メダカが特に有名であり、多くのペットショップで購入することができます。

海外のメダカは、日本のメダカと異なり、グッピーのような鮮やかで派手な色彩を持つ種類が多く、形状も多種多様です。これらの特徴から、日本のメダカとは一見異なると感じるかもしれませんが、実は海外のメダカも日本のメダカも同じ仲間であることが知られています。

例えば、グッピーはポエキリア科に属し、メスは産仔性であるため、繁殖が容易であることから観賞魚として人気が高まっています。また、その華麗な尾びれやカラフルな体色は、飼育者による品種改良の結果であり、多くのバリエーションが存在しています。

ジャワ・メダカも同様に、観賞用として飼育されることが多く、その鮮やかな色彩や独特の模様が愛されています。また、これらの魚は比較的飼育が容易であり、初心者にもおすすめされることが多いです。

総じて、海外のメダカは日本のメダカと同じ仲間でありながら、独自の特徴や魅力を持っており、観賞魚として世界中で楽しまれています。

グッピー

原産はラテンアメリカと言われています。古くから熱帯魚として親しまれており、日本でも人気のある魚です。
しかし、日本での自然環境でグッピーを目にすることは殆どありません。

ジャワ・メダカ

インドネシア等が原産のジャワ・メダカは、日本でも人気のあるメダカです。
インドネシアから大量に輸入されています。